マリーゴールド観ました(●´⌓`●)
お察しの通り繭期なのでどんな繁忙期でもマリーゴールドは観に行きました(●´⌓`●)
この期間に諦めた舞台は幾多もあったものの、これだけはリアルタイムで観なかったことを後悔したくなかったので!ふふ!
結果、毎回訪れるあの感覚に包まれて劇場を出ることとなりましたとさ…(●´⌓`●)
とにかくめいめいちゃんのあの猟奇的な演技はすごいなと思っていて。見た目よりも感情に演技を振り切っていくところ、とても好きです。
だからこそ痛々しくて抱きしめたくなる愛しさを感じられるんだろうなと。
なんというか、今回のマリーゴールドは圧倒的な美と呪いのような愛情を四方から叩きつけられたなと思います。
舞台の美しさ、アナベルの恐ろしいまでもの美しさ、音楽と歌声の美しさ。
そしてガーベラへの、アナベルへの、真っ直ぐなようで歪んだ愛情。
どれもが痛々しくて、きっと少しずつ、ひとつずつ丁寧に折り重ねたら幸せな結末を迎えられていたはずの物語だったのだろうなあと思います。
その折り目の最初がどこで、終焉がどこに向かうのかというのがTRUMPシリーズの深みなのだろうけど。
マリーゴールドの2つの仕掛けを割と早い段階で気づいてしまったのだけれど。気づいたからと言ってどうにも出来ないのがTRUMPの恐ろしさでもあり、それを超えて突き落としてくる悲劇に足元をすくわれる。
シルベチカの件が起こるのがこのもう少し後なら、ソフィは「ウル」として選んだ彼に化け物と罵りられるのか…。「ウル」を解き放ち、独りに戻ったソフィのLILIUMの結びに至るまでの孤独への転落劇はもしかしたらここから始まったのかもしれないなと思いました。
分かっていながら、どこかで希望を求めたくなってしまう優しさと寂しさがTRUMPには滲んでいて。
そこが憎いなあと毎回毎回思っています。
東啓介の股下は5mあった。